安積桑野会会長
笠間 善裕
会員の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
本年9月の安積桑野会総会において、8年間会長を務められた安孫子前会長の後を受け、会長に選任されました笠間(84期)です、歴史と伝統ある安積桑野会、大任ではありますが、歴代会長の名を汚すことの無きよう、皆様のご指導とご支援を頂きながら務めて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、母校安積高校は、来年(令和6年)4月入学生が第140期生となり、創立140周年を迎えます。
また、再来年(令和7年)4月には、安積高校に併設される県立安積中学校(仮称)が開校する予定であり、現在、図書館(桑野文庫)を取り壊した跡地(旧本館南側)に校舎の建設が進んでいます。
一昨年、昨年と2年連続の福島県沖地震により旧本館(現安積歴史博物館建物)が被災しました。その修復を進める中で文化庁より今後の利用や活用に際し、抜本的な「耐震補強工事」の必要性を指摘され、修復工事と同時に耐震補強工事を実施することとなりました。工事期間については、令和9年3月竣工予定という長期となり、さらに、文化財補修の特殊性もあり、工事関係費用は展示品等の費用も含め、現時点で凡そ6億円が見積もられています。文化庁、福島県、郡山市からの補助金は予定されていますが、工事費全額ではないうえ、資材や人件費の高騰も予想されるため、少なくとも所有者負担分として工事費の約1割、6000万円は確保しなければなりません。このため、旧本館建物を所有する公益財団法人安積歴史博物館の修復工事及び耐震補強工事募金事業に、安積桑野会としても率先して協力して参る予定ですので、会員皆様のご理解とご賛同をお願い申し上げます。
会長として至らない点も多々あるとは存じますが、会員の皆様のご指導ご鞭撻を賜りますことをお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。